最 新 情 報

2026/01/06
明けましておめでとうございます
本年も宜しくお願いします


株式会社 昭電
  代表取締役 薮内一史
2025/12/25
年末年始休業について
12月 25日(木) 
      最終日

12月 26日(金) 
      棚卸・大掃除

12月 27日(土) ~ 1月5日(月)
      年末年始休業

1月 6日(火)
      始業日



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2025/12/25
蛇の話 4
世界の神話でも蛇は重要なポジションで登場し、日本でも様々な神話に登場します。

茨城県に伝わる『常陸国風土記』では夜刀の神(やとのかみ・やつのかみ)として蛇神が登場し、行方郡の原野に群生する頭に角をはやした蛇神がおり、その姿を見た者は一族もろとも滅んでしまうとも言われていました。しかし、土着の士族が夜刀の神に戦いを挑み、駆逐することで原野を拓き、新田を開拓する話が風土記のメインで語られています。

三輪山をご神体とする日本最古の神社である大神神社の神話などによると、活玉依姫(いくたまよりひめ)の元に、夜ごと麗しい若者が訪ねてきて、姫と親しくなり、そのうちに姫は身籠ります。しかし、誰かも分からぬ若者を不審に思った姫の父が、若者の服に、糸を通した針を刺し、あくる朝、糸を手繰って若者の家を知ろうとしました。糸を手繰ると三輪山に辿り着きました。そして糸が小さい鍵穴を通っていたことを含め、若者の正体は蛇であり、蛇神の大物主命と判明します。

大物主命(オオモノヌシノミコト)は、国津神の最上位格で、日本最古の神社である三輪神社(奈良県)や出雲大社(島根県)の主祭神。国造りの神であり、かつ国譲りの神。

ちなみに若者の服に刺した糸は長々と伸び、姫の部屋にあった紡錘(つむ)と呼ぶ糸を巻き付ける器具に、糸が三周分(三勾・三輪 読み方はともにミワ)だけ残っていたことから、この地が三輪と名付けられました。

さらに『日本書紀』や『古事記』に登場する蛇神と言えばヤマタノオロチ。

川の氾濫や大水などの自然の脅威を神格化し具現化した存在で、一つの胴体に八本の首、八本の尾を持ち、目はホオヅキのように真っ赤で、体にはヒノキやスギの木が生え、背にはカヅラ(蔓植物の総称)が生い茂り、八つの谷と八つの丘に跨るほど巨大な体躯で、腹の当たりはいつも血でにじんでいる描写がされています。

ヤマタノオロチは素戔嗚尊によって倒され、クシナダヒメ(奇稲田姫)を助けます。奇稲田は《奇=美しい》《稲田=水田》を意味することから、この神話は、川の氾濫や大水は人間社会には甚大な被害をもたらしますが、農作においては、山から豊富な栄養素を運び、肥沃な水田が作られることを表す神話ともされています。


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2025/12/25
蛇の話 3
戦後改革における「当用漢字表の告示」によって、「虫」以外の旧字体が削除された上で、「虫」が昆虫を意味するように変わっていた理由について、

まず漢字の比率について挙げると、虫偏を持つ漢字・虫が組み込まれる漢字の中で、
昆虫を意味する漢字は全体の約38%、哺乳類や爬虫類、両生類などは全体の約55%、「蝋」や「虹」などのように無生物が約7%

上記から、虫偏の漢字で、昆虫を表す比率は過半数にすら届かず、決して多くはありません。

しかしながら、日本に生息する昆虫の種類は約3万種が生息しているのに対し、両生類や爬虫類などは100種にも満たず、

さらに昆虫には、農作物に悪影響を与えるアブラムシや、伝染病を媒介する蚊などの害虫がいる反面、サナギが絹糸となるカイコや、花の受粉を手助けするハチのような益虫がおり、昆虫は人間生活に非常に密接だったため、「虫」が昆虫を意味するように変遷していったものと推測されています。

ちなみに無生物で「虫」が使用される漢字も多数あります。

「蜜」や「蝋」などは昆虫などが生成するため、虫が漢字に使用されます。

さらに「風」は、古代中国では「鳳」と表記されており、巨大な神鳥の羽ばたきによって風が作られるとされていましたが、神話の移り変わりによって、龍が風を生み出すという認識に変わり、龍も虫の一種と考えられていたため、「風」と変わりました。

「虹」に関しても、古代中国において、虹は空に住む龍の一種と見なされていたため、「風」と同様に虫偏が使用されています。

さらに「蜃」も、日本や中国の古い話において蜃気楼は、龍に分類される巨大なハマグリ(蛤)が生み出しているものとされていたため、漢字に虫が使用されています。

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2025/12/24
蛇の話 2
2回目のゆとり教育が行われた、昭和21年(1946年)の戦後改革における「当用漢字表の告示」により、「蟲」と言う漢字が公用漢字から削除されましたが、実際のところ、それより以前の日本には、「虫」と言う漢字には3つのバージョンがあり、

虫・■・蟲 の、3種類の「ムシ」を意味する漢字でした。
(■は虫を2個、 林・朋のように並べた漢字)

そして、各漢字が意味していたものは下記の通りで、
「虫」と言う漢字に、昆虫は一切含まれておらず、「 ■ ・ 蟲 」が昆虫を表していました。

  虫  小さな生物全般

  ■  カブトムシなどの大型の昆虫

  蟲  蚊や蠅などの小型の昆虫

そのため、虫偏を持つ生物は下記で、

  爬虫類   蛇・蝮・蜥蜴
  
  両生類   蛙・蝦蟇

  哺乳類   蝙蝠・蝟

  節足動物(昆虫)   蚊・蜂・螳螂

  節足動物(昆虫以外)   蠍・蜘蛛・蝦蛄

  軟体生物   蛤・蜆・蛸

多種多様な種族の生物が「虫」に該当し、小型の爬虫類や両生類、小型の哺乳類が該当します。小型の哺乳類の筆頭のネズミも虫偏に昜で表記されますが、ネズミの象形文字である「鼠」の方が一般的です。

ちなみに虫偏に胃と表記する「蝟」は、ハリネズミです。


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