最 新 情 報
2025/11/11
麺類と出張 13
LED照明提案で各地を回る中で、食べてみたい麺類や美味しかった麺類を記載しておりましたが、もう少し続けていこうと思います。早い話がネタがない…訳です。サンマーメン(神奈川県)
横浜市が発祥のラーメンで、サンマーメンを漢字で書くと「生馬麺」となります。生は「新鮮でシャキシャキした」、馬は「上に乗せる」を意味する広東語で、もやしや白菜などを使用した野菜炒めにとろみをつけ、塩もしくは醤油ベースのスープの上に乗せた麺類です。戦前に横浜の中華料理店で食べられてきた まかない料理で、とろみをつけた肉そばがルーツとされています。最近では栄養面・見た目・味を考え、5色の具材を使用する店舗が増加しているようで、白色=白菜・もやし、黒色=きくらげ、赤色=豚肉・人参、黄色=筍、青色=ニラ・葉物野菜を使用しています。そういえば、横浜中華街に行くと食べたくなるのがカレー。中華スープとカレーをベースに、片栗粉でとろみをつけるのが特徴で、鶏がらや豚骨などの中華だしの旨味や、中華料理のスパイスや香味野菜の味付けが独特です。
富山ブラック(富山県)
第二次世界大戦中の1945年8月1日~2日にかけて行われた富山大空襲の復興事業に従事していた若者や、汗をかく肉体労働者の塩分補給を目的として、麺や具材を含まず、スープのみで7gもの塩分が含まれる塩辛いラーメンの富山ブラックが誕生しました。ちなみに一般的な味噌汁は1.0~1.5gの塩分量なので、富山ブラックのスープの塩分量は、かなり多いと思われます。ちなみにブラック系は他にもあり、福島県郡山市にも「郡山ブラック」と言う名前のラーメンがあります。一般的にスープとタレを提供時に混ぜ合わせることが多いのですが、郡山ブラックでは、タレとスープを一緒に煮込むため、スープが黒くなるのみで、富山ブラックのような強烈なパンチの効いたスープではなく、郡山ブラックはまろやかであっさりとしたスープが特徴です。
2025/11/10
麺類と出張 12
LED照明提案で各地を回る中で、食べてみたい麺類や美味しかった麺類を記載しておりましたが、もう少し続けていこうと思います。早い話がネタがない…訳です。ほうとう(山梨県)
うどんは奈良時代に唐(中国)から、索餅と言われる小麦粉の団子としてまず伝来し、宋(中国)から製麺技術が伝来した江戸時代以降は麺類として日本全国で普及しました。しかしながら、ほうとうはその伝来ルートではない形で、日本に伝来しており、平安時代に唐(中国)から古代麺類の一種が伝わりました。そして、山梨県は稲作に不向きな土地だったことから古くから米に変わる主食として食べられ、さらに武田軍の陣中食に採用された歴史的背景などから、現在において、山梨県の名物となっています。小麦粉を打ち粉のついたまま鍋に入れることにより独特のトロミがつき、多種多様な野菜の入った味噌仕立ての鍋は、体を温めることから、山梨県の風土に合った郷土料理として根付きました。そして、ほうとうにカボチャは欠かせません。カボチャが溶けることにより、汁にコクと甘みが出ることや、栄養価が高いこと、そしてカボチャが冬場でも保存が容易な野菜であることが、ほうとうにカボチャが欠かすことが出来ない理由とされています。
春日部焼きそば(埼玉県)
『クレヨンしんちゃん』で有名な春日部にもご当地グルメがあり、それが春日部焼きそばです。焼き麺(堅麺)を使用し、あんかけ焼きそばであり、かつ春日部の花である藤をイメージした紫蘇のフリカケがかかっている事がデフォルトとされており、春日部市内には7~8店舗程度が提供しています。さて、春日部と言えば、やはり『クレヨンしんちゃん』でアニメ版と映画版の世界観の違いが面白いのですが、個人的に好きな映画『クレヨンしんちゃん』だと、「オトナ帝国の逆襲」「夕陽のカスカベボーイズ」「逆襲のロボとーちゃん」「3分ポッキリ大進撃」が好きです。さて埼玉県のご当地グルメと言えば「ゼリーフライ」があり、見た目はコロッケに似ていますが、ジャガイモの他にオカラを入れ、さらにネギや人参なども入れるのが特徴です。お菓子のゼリーは一切関係なく、ゼリーフライが小判の形だった事から「銭フライ」と呼ばれていたものが、いつの間にか変遷して「ゼリーフライ」になったと言う事が有力視されています。
2025/11/07
麺類と出張 11
LED照明提案で各地を回る中で、食べてみたい麺類や美味しかった麺類を記載しておりましたが、もう少し続けていこうと思います。早い話がネタがない…訳です。ホワイトガウラーメン(千葉県)
酪農の発祥は千葉県です。室町時代~戦国時代に安房国(現在の南房総市周辺)の国守だった里見家が、牧場を開拓し、軍馬や農耕牛を飼育していました。江戸時代に変わると江戸幕府がこの牧場を引き継ぎ、1730年頃の徳川吉宗の時代になると、インド産の乳牛を輸入し、この地で酪農が開始されました。明治維新で江戸幕府が政権を返上した後も、公的な酪農産業育成の拠点となり、バターや練乳の生産工場が建設され、大正時代には国内外最新設備を持つ工場が建設されました。この酪農の歴史が600年ほどあるこの千葉県で、牛乳を使用したラーメンであるホワイトガウラーメンは誕生しました。塩ベースのタレに牛乳を入れ、隠し味の生姜で牛乳のクセを消し、隠し味のニンニクで牛乳のコクをお互いに引き立てるラーメンで、乳牛のホワイトに、ご当地キャラクターのガウラをプラスして、このホワイトガウラーメンは命名されました。
ローメン(長野県)
1955年に長野県伊那市の中華料理店「萬里」の伊藤和弌が創作した料理で、羊肉(マトン)にキャベツと木耳などの野菜を炒め、ニンニクを加えて再加熱したものと麺を合わせた料理です。昭和初期に羊毛の国内自給率を上げる「緬羊増殖運動」が行われ、伊那地方は昭和初期より羊毛産業が盛んとなった地域の一つで、羊毛は主に軍服などに使用されました。そのこともあって、この地方では羊毛産業が発展し、羊肉を食べる文化が定着しました。地域で採れる羊肉に、同じく地域名産のキャベツを使用した地産地消の麺類です。元々は炒肉麺(チャーローメン)と呼ばれていましたが、普及の過程でローメンと呼称が変遷しました。
2025/11/06
麺類と出張 10
LED照明提案で各地を回る中で、食べてみたい麺類や美味しかった麺類を記載しておりましたが、もう少し続けていこうと思います。早い話がネタがない…訳です。水戸藩ラーメン(茨城県)
諸説ありますが、日本人でチョコレートを最初に食べたのが岩倉具視。日本人で最初にバナナを食べたのが織田信長。その他、ワインやパンを日本人で初めて食べたのも織田信長とされています。また、チーズを最初に食べたのは聖徳太子とされています。そして、日本の国民食であるラーメンを最初に食べたのは水戸黄門こと水戸光圀。その水戸光圀が最初に食べたであろうラーメンを再現したのが水戸藩ラーメンで、麺には蓮根粉を練り込み、五辛と呼ばれる薬味(ニラ・ラッキョウ・ネギ・ニンニク・生姜)を添え、叉焼を入れる場合は陰陽五行思想に基づき、シイタケを入れる習わしがあるなど、今のラーメンとは全く違うラーメンになっています。ちなみに水戸光圀の《圀》と言う文字は非常に珍しい文字で、既に滅んだ漢字の則天文字です。西暦700年ごろに則天武后が自らの権威を示すために考えた文字でしたが、則天武后失脚後は中国では則天文字の全てが使用されなくなりました。しかしなぜか、則天文字のごく一部だけ日本で使用されており、その一つが《圀》です。
勝浦タンタンメン(千葉県)
漁業の盛んな勝浦で、漁業関係者が寒い海での作業の後に体を温めるメニューとして定着したご当地ラーメンです。一般的な担々麵は胡麻ベースのイメージですが、勝浦タンタンメンは醬油ベースで、多くのラー油が使用されるのが特徴です。1954年に人気店の「元祖勝浦式担々麺 江ざわ」の前身である「大衆食堂 江ざわ」で提供が始められ、現在は勝浦市内で約40店舗が勝浦タンタンメンを提供しています。ラー油を使用しているため単純に辛いだけのように思われますが、甘みの強い玉ねぎが入れられているため、甘味と辛味を引き立て、辛さをまろやかにしています。勝浦は漁業が盛んですが農業も盛んで、ここ勝浦で催される朝市は日本三大朝市に数えられます。ちなみに日本三大朝市の残り2つは、石川県の輪島朝市、岐阜県の飛騨高山宮川朝市です。
2025/11/05
麺類と出張 9
LED照明提案で各地を回る中で、食べてみたい麺類や美味しかった麺類を記載しておりましたが、もう少し続けていこうと思います。早い話がネタがない…訳です。ガタタンラーメン(北海道)
第二次世界大戦後に旧満州から北海道の足別に引き上げてきた村井 豊後之亮(むらい ぶんごのすけ)と言う人物が、中華料理店で出した料理で、元々は中国の東北部の家庭料理です。あっさりとした塩味のスープに肉や野菜や山菜、魚介などを入れ、さらに中国版の水団(すいとん)を入れ、片栗粉でとろみをつけ、仕上げに溶き玉子を回し入れた料理が、まずはガタタンです。腹持ちがよく、体を温めるため、炭鉱労働者のソウルフードとして芦別で広まりました。そのガタタンをベースに、水団をラーメンの麺に変えたものがガタタンラーメンです。しかし石炭需要の減少による炭鉱の閉山に伴い、炭鉱労働者は激減したため、比例するように提供店は減少の一途を辿りましたが、郷土の味を守るために平成になって復活し、令和の今、変わった名前と素朴な味が人気を呼んでいます。
ひっぱりうどん(山形県)
関西では納豆を、ほぼほぼ食べません。納豆の消費量ランキングでも、下位ランクの38~47位のほぼ全て(40位に沖縄県があるのみ)を近畿と四国が独占しています。とは言え、最近ではどこのスーパーマーケットでも納豆は陳列されています。これは関西以外の都道府県からの人口流入が原因によるもので、人口流入が盛んではなかった30年前は納豆を一切置いていないスーパーも普通にありました。納豆は東日本で主に食される食材で、納豆の購入金額ランキングで西日本でのトップが熊本県ですが、それでも16位に留まる程度。つまり、1位から15位はすべて関東が独占しております。そのため、納豆文化は東日本でいろいろと派生し、その究極系の一つがこのひっぱりうどんです。つけダレに納豆と鯖缶を入れ、大きな鍋で茹でたうどんを家族などで囲んで食べる料理で、鯖の動物性たんぱく質と納豆の植物性たんぱく質を一緒に摂取できるため、非常に効率的な料理とされています。とは言え、納豆が食べられない私には一生、縁の無い料理ですが…











