最 新 情 報
2025/11/05
麺類と出張 9
LED照明提案で各地を回る中で、食べてみたい麺類や美味しかった麺類を記載しておりましたが、もう少し続けていこうと思います。早い話がネタがない…訳です。ガタタンラーメン(北海道)
第二次世界大戦後に旧満州から北海道の足別に引き上げてきた村井 豊後之亮(むらい ぶんごのすけ)と言う人物が、中華料理店で出した料理で、元々は中国の東北部の家庭料理です。あっさりとした塩味のスープに肉や野菜や山菜、魚介などを入れ、さらに中国版の水団(すいとん)を入れ、片栗粉でとろみをつけ、仕上げに溶き玉子を回し入れた料理が、まずはガタタンです。腹持ちがよく、体を温めるため、炭鉱労働者のソウルフードとして芦別で広まりました。そのガタタンをベースに、水団をラーメンの麺に変えたものがガタタンラーメンです。しかし石炭需要の減少による炭鉱の閉山に伴い、炭鉱労働者は激減したため、比例するように提供店は減少の一途を辿りましたが、郷土の味を守るために平成になって復活し、令和の今、変わった名前と素朴な味が人気を呼んでいます。
ひっぱりうどん(山形県)
関西では納豆を、ほぼほぼ食べません。納豆の消費量ランキングでも、下位ランクの38~47位のほぼ全て(40位に沖縄県があるのみ)を近畿と四国が独占しています。とは言え、最近ではどこのスーパーマーケットでも納豆は陳列されています。これは関西以外の都道府県からの人口流入が原因によるもので、人口流入が盛んではなかった30年前は納豆を一切置いていないスーパーも普通にありました。納豆は東日本で主に食される食材で、納豆の購入金額ランキングで西日本でのトップが熊本県ですが、それでも16位に留まる程度。つまり、1位から15位はすべて関東が独占しております。そのため、納豆文化は東日本でいろいろと派生し、その究極系の一つがこのひっぱりうどんです。つけダレに納豆と鯖缶を入れ、大きな鍋で茹でたうどんを家族などで囲んで食べる料理で、鯖の動物性たんぱく質と納豆の植物性たんぱく質を一緒に摂取できるため、非常に効率的な料理とされています。とは言え、納豆が食べられない私には一生、縁の無い料理ですが…
2025/11/04
麺類と出張 8
全国をLED照明の提案で東奔西走する中で、個人的にご当地グルメとして楽しみにしているのが麺類。個人的に、焼きそば > パスタ > ラーメンでして、それを踏まえ、食べたことのある麺類や、食べてみたい麺類を記載していきます。岡山県 ひるぜん焼そば
岡山の北部で鳥取県の県境に位置する蒜山の名物で、蒜山(ひるぜん)と読みます。蒜山(にらやま)ではありません。さて、ひるぜん焼きそばは、岡山県真庭市蒜山高原のご当地グルメで、昭和30年代よりこの地方で食べられてきた焼きそばです。他の焼きそばの様なソースベースでは無く、ひるぜん焼きそばは味噌ベースです。さらに他の焼きそばでは豚肉が多いのですが、ひるぜん焼そばは親鳥(かしわ)を使います。キャベツも一般的なものではなく、瑞々しく甘みの強い高原キャベツを使用するのも特徴。2011年開催の第6回B-1グランプリで優勝しており、味噌ベースの甘辛と、山椒のシビ辛が特徴です。
大分県 日田焼きそば
福岡県との県境に位置する日田市と言えば、世界的に人気の漫画『進撃の巨人』の作者である諌山 創さんの故郷で、遅ればせながら私も半年前に読了しました。さて、話を戻し、日田焼きそば。昭和30年代に「想夫恋」の初代店主が焼いた麺料理の開発を行い、試行錯誤の末に完成したのが、日田焼きそばで、油を多めに引いた鉄板で、こんがりと焼き目が入るまで麺を炒めるのが特徴。麺の一部は十二分に火が通り、パリパリ食感となり、火が通りすぎていない面はモチモチ。素早く炒めたモヤシはシャキシャキの食感で、食感の三重奏に、各店の秘伝ソースが絡み、絶妙な味を生み出しているようです。上記の「想夫恋」は、都内に4店舗。京都・名古屋に各1店舗出店しており、大阪には残念ながらないものの、京都店は京都駅北西の西本願寺の、すぐ近所なので次回の京都旅で訪問予定。
2025/10/31
麺類と出張 7
全国をLED照明の提案で東奔西走する中で、個人的にご当地グルメとして楽しみにしているのが麺類。個人的に、焼きそば > パスタ > ラーメンでして、それを踏まえ、食べたことのある麺類や、食べてみたい麺類を記載していきます。奈良県 にゅうめん
素麺の産地は、奈良県の三輪素麺。兵庫県の播州素麺。香川県の小豆島素麺。少し離れて長崎県の島原素麺と、産地が西日本、特に関西地方に集中しており、その中でも1200年以上前から素麺が食べられている奈良県で、「にゅうめん」は冬の定番です。にゅうめんは漢字で書くと「煮麺」と書き、漢字の通りに温かい出汁で食べます。昆布や鰹節などの魚介の旨味成分が強い出汁に、繊細でありながら強いコシと、滑らかなのどごしの素麺のマッチングは最適格で、さらに店舗によって変わる具材も楽しみの一つで、各種野菜だけでなく、魚や海老、鶏肉なども入れば、キノコや山菜や海藻、蒲鉾や竹輪、また関西の大正義《とろろこんぶ》もよく具材として入ります。年に数回は三輪山をご神体とする日本最古の神社である大神神社に参拝しており、神社入り口付近にある「にゅうめん」の名店 福神堂によく行っています。
大阪府 かすうどん
元来、大阪の南部が発祥の郷土料理で、数年前から大阪市内でも提供する店舗は拡大し、最近では府外でも一部の店舗で提供されています。牛の小腸をじっくりと油で揚げた「油かす」をトッピングしたうどんです。そもそも、大阪南部の羽曳野市では140~150年以上前から食肉加工業が盛んで、色々なホルモンが食べられてきました。また別の話で、大阪では「肉吸い」が人気です。これは1980年代の吉本新喜劇の中心的人物だった花紀京が、難波千日前のうどんや「千とせ」で、二日酔い醒ましのために『肉うどんの…うどん抜き』を注文したのが発端です。このように大阪には他府県には無い、独自の牛肉文化が根強く、そういった下地があった上で、1995年に大阪南部の藤井寺市の「かすうどん KASUYA」が、うどんの具材として油かすをメインでトッピングした「かすうどん」を提供しました。カリカリの香ばしい食感と、噛むと口の中で広がる旨味が特徴で、若い層を中心に人気が急上昇しており、最近では焼肉の締めとして、韓国冷麺(※) ではなく、かすうどんを食べる若者が増加しています。
2025/10/30
麺類と出張 7
ここからやっと西日本。全国をLED照明の提案で東奔西走する中で、個人的にご当地グルメとして楽しみにしているのが麺類。個人的に、焼きそば > パスタ > ラーメンでして、それを踏まえ、食べたことのある麺類や、食べてみたい麺類を記載していきます。 愛知県 あんかけスパ
ご当地グルメのデパート 愛知県。きしめん・味噌煮込みうどん・手羽先・ひつまぶし・味噌カツ・台湾ラーメン…と色々とご当地グルメが大渋滞する中で、個人的に最も好きな愛知のご当地グルメが、あんかけスパ。トマトベースで、とろみのある、胡椒などの香辛料がよく効いたスパイシーなソースを、2.2mmの非常に太いパスタ麺にかけた麺料理で、1960年代に愛知県名古屋市で誕生しました。多岐にわたるトッピングが存在し、ソーセージやベーコンを乗せた肉系の「ミラネーゼ」、玉ねぎやピーマンなどの野菜系の「カントリー」、肉と野菜を両方を乗せるため、上記2種の名前を合わせたものが「ミラカン」、その他にも「ピカタ」や「バイキング」など色々とありますが、ここで記載したのはほんの一部。その他にも色々なトッピングがあり、更に常に新しいトッピングが開発されています。街中では少し歩けば、あんかけスパの店を見ることが出来、「ヨコイ」や「そ~れ」などの有名店があるものの、個人的に「ユウゼン」が好きです。
大阪府 うどん
よく漫画やドラマなどで関西人が、関東のうどんを見て「こんな真っ黒のツユなんか、よぅ、のまんわ!」と言い放つ描写がありますが、あれは割と創作で、関西人の大半が関東のうどんを、普通に美味しく食べます。正直、アレはアレで普通に美味しいと思っています。しかし、ツユがまるで違うことは事実で、関西のうどんのツユは、昆布ベースで薄口醬油を使用した黄金色のツユで塩分濃度は1%程度。関東のうどんのツユは、濃口醤油をベースにして鰹節で旨味を付けた黒色のツユで塩分濃度は2.5%強とされています。ツユ以外にも違いがあり、最大の違いは店舗レベルの比率が違うことです。少し私の体感となりますが、うどん屋・蕎麦屋において、関西は『高い店 7:安い店 3』のイメージですが、関東は『高い店 2:安い店 8』のイメージで、関東は立ち食い店の比率が圧倒的に多く、駅近くの立ち食い店でサラリーマンがワンコインの蕎麦を食べるイメージが強いのですが、関西は1500~2000円程度の価格帯の店で、それなりに身なりの良いご老人が、老舗店や商業ビルのグルメフロアなどで食べるイメージが強いように感じています。あと、関東と関西のきつねやたぬきに関して、齟齬が生じていますが、文字化は大変なので画像を参照ください。









